* 顔見知りの犯行 *

性犯罪でアメリカと日本で共通していると思うことがある。実際の正確な比較はできないけれど、それはその多くが実は「顔見知りの犯行」であるということ。顔見知りであれば、相手のガードを簡単に解くことができる。しかも被害者が訴える心配は、ほとんどない。

過去に「いたずら」「わいせつ行為」をしたことのあるあなたに伝えます。表向きにはそうでなくてもあなたは立派な「犯罪者」です。ご自分が一番よく知っているでしょう？

発覚しなかったから、ラッキーなことに普通の家庭を持ち、平穏に暮らしている。でもふとした瞬間にその「できごと」を思い出してしまう。そして「いまさら何もできない、したくもない」と思い直すのでしょう。なのになぜか完全には忘れることができない。なんでだかわかりますか？

そんなあなたにあいりちゃんの言葉は聞こえないでしょうね。「たくさんの人が苦しんでいるんだよ。助けてあげて」あなたが苦しめたあの人たちのことです。

完全に忘れることができないなら、せめて支援のハガキを書いてみなさい。一瞬でも償いの瞬間が心にもたされることでしょう。相手の気持ちを思うことができずに、謝ることもできなかったあの人へのざんげの一歩として。そして弱くおろかだった自分への鞭として。